簡単な違いは、DCモータは直流の電源で、ACモータは交流の電源で動作する。
■ DCモータの特徴(電圧制御)
DCモータの利点は電圧に対しての回転特性が安定しており、扱いやすく低価格です。
低電圧で動作するため、装置の小型化に向いています。
DCモータの欠点はブラシや整流子が部品の構成に含まれているために、ノイズや回転の
ムラなど、メカ的な劣化の問題があります
■ ACモータの特徴(周波数・電流制御)
ACモータの利点は、その構成部品の中にブラシが無い事です。構造が簡単で丈夫なので、
久性がある装置を作ることができます。
ACモータの欠点は、周波数に応じた一定の回転速度しか得られません。過負荷により停止
する場合や、周波数が高い場合、起動しないなど、速度制御をする動作に向いていません。
最近は、インバーターが安価になりACモーターの欠点も解消されています
現在は、DCモーターの方が高価になり、ほとんどがACモーター+インバーターに!
話ついでにもう一つ 大まかにインバーターには、V/f制御とベクトル制御がある
■ V/f制御(初期のインバーター制御のエレベーター)
電圧〈V〉と周波数〈f〉の比を一定にした制御です。インバータの定数で設定された周波数に対応した電圧(V/f特性)を出力します
■ ベクトル制御(ルームレスのちょこっと前からのエレベーター)
モータの電気モデルをインバータ内部にもち、そのモデルをもとにトルク(力)になる2次電流と、トルクにならない励磁電流を分けて考え、電流を流す方向を制御します
メンテマンにとってなにが違うかは、お分かりだろうか?
そうです!ベクトル制御では、オートチューニングが必須です
知らないと、インバーター系の部品交換して、振動が出る!過負荷トリップする!なんてことになる
もちろん、邪魔くさいエンコーダー(PG)のフィードバック制御も付いてくる
でも最近の優れたインバーターは、PGなしで位置決め制御ができるものもある!
エレベーターも早期にPGなしにしてもらいたい!
0コメント